毎年この時期に三浦市内の中学校を訪問し、音楽の授業で箏の演奏をさせていただいています。
演奏曲は、教科書にも載っている「六段の調」と沢井比河流先生の「斜影」第1楽章。
昨年は、まさかのアンコールがあり「斜影」を演奏した所、生徒さんからとても好評だったそうで今回はリクエストをいただきました。
演奏後には質問タイムがあり、
Q.先生は何歳から箏を習い始めましたか?
A.皆さんと同じ13歳です。
学校からの帰り道、その当時の事を思い出しながら車を走らせていました。
ご近所の方から使わなくなった箏をいただき、楽しくて最初の頃は毎日のように弾いていました。
でも、ずーっと箏中心だった訳ではなく、
ピアノも習っていたので だんだん両方が中途半端になってしまう時も。
高校生になると、吹奏楽部に入り部活三昧。
真剣に箏と向き合うようになったのは大人になってからでしょうか。
私の場合は、資格を取得したり、人前で演奏するようになったりと
何かしら目標があったので、続けてこれたのかな。と思っています。
生徒さんの一人は、箏を弾いているときは他の事を忘れ、あっという間に時間が過ぎていく。とお話ししてくださいました。
その方それぞれの楽しみ方を、これからも一緒に考えながら進めていきたいと思います。